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オープンイヤー型イヤホンは、耳を塞がずに音を伝えるイヤホン。ただそれだけなのにスパイグッズ並みの効果があった。初めて安物を使ってみたけどかなり使えたので良かった点、悪い点をレビューするだけでなく、自転車乗車時のオープンイヤー型イヤホン使用が法律・条例で違法とされるのかも同時に解説していきます!




オープンイヤー型イヤホンとは


まずオープンイヤー型イヤホンは二種類。その名の通り、耳が完全に開いているのが特徴、耳たぶの内側で音を鳴らし外音とともに取り込むことで自分だけに聞こえるオープンイヤー型イヤホンとして作用する。
1. 空気伝導タイプ
耳の近くにスピーカーを配置し、空気を介して音を伝える方式です。音質が良好で、自然な音の広がりが特徴、今回試したnaiere beauイヤホンはこれ。外の音が100%聞こえる中で(相手に聞こえない)音楽が楽しめるのが今までにない不思議な感覚。


2. 骨伝導タイプ
骨を通じて音を内耳に直接伝える方式です。耳を完全に開放した状態で使用でき、周囲の音をそのまま聞くことができる。比較的空気伝導タイプと比較して高くなりがち。
”スパイグッズ並み” に使える理由10選
1,仕事中(作業中)にバレずに使える
外音が100%聞き取れるのと、音漏れがほぼないのに音楽やポッドキャストが聴ける
仕事によるけど、じっと動けない重要じゃない仕事って多いよね。なのにこの場からは離れられないって仕事。そんな時にコレ。これって今までにない性能で、帽子をかぶる仕事や髪が長い人であれば作業にも支障なく無駄な時間を有効活用できる。
2,子供と話しながらでも、会話を邪魔せずに音楽が聞ける
子供がゲームしてる時は大人は音楽聴くのを我慢しなきゃいけない、でも耳を塞がないイヤホンなら会話しながらいい音楽が聞けて大人は気分よく過ごせる。WIN-WIN
3,軽い
文字通りいつまでもつけてられそう、物理的にも軽いし音も軽いんだけど耳の穴塞いでたのやっぱり負担だったんだと気づいた。
4,電車を乗りすごさない
しっかりNext Station is~が聞こえる、いくら外音取り込みできるイヤホンでも、オープンイヤー型の自然な外音には敵わない。私はこの点で大好きになった。
5,飛行機で耳が詰まらない
意外な効能だったが普通のカナル型イヤホンならつまってしまう、飛行機の騒音下でも音楽が聞こえるし、しかも隣に聞こえない不思議。
6,自転車に乗りながらでも使用可能
これは地域の条例や警察官の匙加減にもよるが耳を塞いでいないので基本的にはOKだが、以下の記事で道路交通法、主要都市での条例にこれがかかり、違法とされるのかを解説しています。


7,周囲の音を聞きながら安全なジョギングができる
外音取り込みイヤホンってあったけどやっぱ確実じゃないしランニング中つけとくとやっぱラグを感じるので自然な外音が無敵




デメリット
1. 外部ノイズの影響
周囲の音を取り込む設計のため、騒がしい環境では外部のノイズが混入し、音楽や通話の音質が低下する可能性があります。災害時の混乱した状況下では、必要な音声情報が聞き取りにくくなるリスクがあります。
2. 音質の限界(イヤホン=低音の人はこのイヤホンは合わない)
オープンイヤー型イヤホンは、密閉型のイヤホンに比べて低音域の再生が弱く、その点では音質が劣る。私みたいにBGM程度に音楽を聴くのにはnaiere beauイヤホンは適すが、「音楽鑑賞」のためにこのイヤホンは使えない。ただ音声メッセージやラジオ放送を明瞭に聞く必要がある場合、音質の低下が情報伝達の妨げとなる可能性はある。
2. バッテリーの実際の持ち時間
説明には58H再生となっているが、これは最小の音量での再生だろう。静かなオフィスでの使用なら持つかもしれないが、周囲がガヤガヤしている、電車や車の音が聞こえる、そんな環境だと私のiPhone13Proに接続し、音楽を聴くためには音量を8-9割程度まで上げなければ鑑賞はできない。この環境下でのバッテリーの持ち時間は5時間程度だった。音量を調整しながら使用したとして、10時間程度が実質の使用限界なのではないかと思われる。まぁ十分。
防災用途での活用シーン
1. 避難時の情報収集
避難中にラジオやスマートフォンで情報を収集する際、オープンイヤー型イヤホンを使用することで、周囲の状況を把握しながら必要な情報を得ることができます。これにより、安全な避難行動をサポートします。
2. 災害ボランティア活動
被災地でのボランティア活動中、指示を受けながら作業を行う場面で、オープンイヤー型イヤホンは有効です。周囲の音を聞き逃さずにコミュニケーションを取りつつ、必要な音声情報を受信できます。
3. 非常時の通勤・通学
災害発生時に通勤・通学中であった場合、オープンイヤー型イヤホンを使用することで、交通情報や避難指示を聞き逃さずに行動できます。特に公共交通機関の利用時には、周囲の状況を把握するために有用です。
まとめ
カナル型一択で音にもこだわりがあったがよく考えたらいい音楽は自宅のオーディオでゆっくり聞きたい。結局外で集中して作業することがあればカナル型、移動がメインとなるならオープンイヤーだが、割と静かな場所でも音漏れせず、外の音がラグなく聞けるの楽すぎるし安全すぎる。どんだけ長くつけてても耳の穴痛くならない。無くしても痛くも痒くもない安価。しばらく私の一軍入り。あなたもどうですか?










